2017/04/13日、ヤフーニュースに私的に衝撃的な記事が掲載されました。
言いにくい立場であろう人がよくぞ言ってくれた!と言った感じ。
出典:Yahoo!ニュース
このニュース、
金融庁の長官がですよ。。。!
日本の投資会社は「消費者の役にたたない」とはっきりと言っちゃってるんです。
政治家の中にも誠実な武士がいるってことなんでしょうね。
さて、このなかで積立NISAに適している投資信託の基準が記されています。
確かにビミョーな投信が多いなーとは思っていましたが
全体の商品に対し優良な投資信託がわずか1%だったとは・・・
積立に適した投資信託とは?
私も現行のNISAで積立投信を行っていますので
今回は改めて、積み立てに向いた投信の条件を見てみましょう。
1.インデックス型株式投信であること。
2.ノーロード(販売手数料なし)で信託報酬が一定率以下(年0.5%以下)のもの
3.毎月分配型の投信ではないこと
4.レバレッジのかかった投信ではないこと
5.信託期間が短い投信ではないこと
1.インデックス型株式投信であること。
投資信託の運用方針にはインデックス型とアクティブ型の2種類があります。
インデックス型とは目標となる指標と連動するように運用する方針です。
一方アクティブ型は指標を上回る成績を目指す方針で信託報酬(コスト)も割高になります。
2.ノーロード(販売手数料なし)で信託報酬が一定率以下(年0.5%以下)のもの
店舗型の証券会社や銀行、郵便局などで購入すると高額な手数料を取られます。
そもそも店舗型はノーロードの商品を扱っていません・・・。
必然的にインターネットでの購入になりますが、
そこでも手数料を取られるところもあるので注意が必要です。
信託報酬とは投資信託の運用管理費のようなもの。
例え運用成績が悪かろうとも、運用資金に対し一定比率で引かれます。
私の感覚として1%以上は高すぎです。インデックス投信であれば0.5%以下が目安。
最近は商品数も増えてきて競争の原理が働いてきたのか
0.3%を切るところもあるようです。いい傾向ですね^_^
3.毎月分配型の投信ではないこと
毎月分配型投信は運用の利益から分配金を支払っていくため、
元本にプラスされる金額が少なくなります。
これは複利運用の効果が減ることを意味します。
積立投資は長期で時間をかけて保持するのが前提ですから
途中で引き出してしまう分配型は積立にそぐわない訳です。
※2015年の記事ですが、分配型投信は予想以上にひどいことになっていました(;´Д`)
参考記事:diamond.jp
4.レバレッジのかかった投信ではないこと
商品としてはブル・ベア型として売り出されています。
短期売買向けの特殊な商品ですので長期運用には不向きです。
ブルベア投信は2倍~3倍のレバレッジですが
少額からできる先物取引の一種と覚えておくと良いかもしれないですね。
5.信託期間が短い投信ではないこと
信託期間があると期間終了後、保有していた投信が自動で売却・払い戻しされます。
無期限のものを選んでおけば間違いないと思います。
ほとんどの投信は無期限であることが多いのですが
信託期限が設定されている投信について
わかりやすく説明されているサイトが有りましたので紹介します。
参照先:https://investmenttrust.biz/
初心者にありがちな失敗は?
目的なしの投資
私が初めて積立投資を始めた時は
某庶民の銀行で目的もなく投信を買ってしまいました。
親に勧められたのがキッカケだった気がするのですが、
当時のことを当人に確認すると「そんなことは一言も言っていない」
とのこと。口頭で言われることほど曖昧で信憑性に欠けるものはありませんね^^;
商品特性を理解せずに買う
私が当時購入した投信は
国内と海外のそれぞれ、株、債権、不動産(REIT)の6資産に分散投資できる商品でした。
信託報酬は0.7%。今としては高い気がしますが
当時としては投信自体は比較的優良なものでした。
問題は販売手数料。なんと1.6%もかかります!
しかも隔月に配当が出てしまい、配当なしが選択できない。
配当を再投資できるプランがあるのですが、それにも販売手数料がかかります…
配当から税金が引かれ、再投資でさらに手数料を引かれ…
単純計算で2.3%以上の成績を上げないと利益0もしくはマイナスになってしまいます。
私の感覚だと、このインデックス投信の平均的な運用成績は1%~3%ぐらいですので
運用益の半分以上を販売店と運用会社が持っていってることになります。
何というヤクザな商売(# ゚Д゚)
ですので、今はここの銀行では取引をやめました。
現在はサイトも使いやすく優良なネット証券で運用をしています。
値下がり時にあわてて売る
私の場合、放置していたため暴落したタイミングで慌てて売る愚をしなかった事が幸いでした。
利益に固執しなかったので、最終的には利益が出ていましたよ。
積立投信は長期運用ですので
じっくり腰を据えて短期的な動きに気を取られないことが肝要です。
以下に私から投資初心者へのアドバイスを贈ります
まとめ:初心者へのアドバイスをまとめてみたよ
1:売り手に聞く前に、カモられないようにまず自分で調べること。
売り手にオススメを聞くとカモにされます。
まずは調べ方、情報のとり方を学びましょう!
なぜオススメなのか、誰にとってオススメなのか考えてみましょう。
キタダ講師のブログより
情報は、裏ではなく逆を取れ!
2:目的を明確にすること
ゴール設定、「いつまでに何を」を決めておくといいですよ。
私の場合、本格的に運用を始めたときは
1年後の確定拠出年金開始に向けて株と債権の特性を理解する、
という明確な目標がありました。
また何をするにも目標を持てとアニキもおっしゃっています(・∀・)
出典:アニキの株塾
3:大きく掛ける前にまず経験を積むこと
まずやってみることが大事なので
少しずつかじってみると良いかもしれません。
経験を積むことでリスクに対する心構えができるようになります。
4:自分なりのスタイル(判断基準)を作る
小手先のノウハウに惑わされないこと。
いろいろ試した中で自分にあった方法で運用するのが一番です
そして一度決めたら続けることと崩さないことが大切です。
積立投資の要点をまとめてみた!
とりあえず下の3つはマスト!
行動する際の基準にしたほうが良いですよ!
1.おススメは買い手ではなく売り手に都合の良い商品である
2.複雑な仕組みの商品には手を出すな、シンプルイズベスト
3.コスト(販売手数料と信託報酬)に着目せよ