北京を愛し、北京に愛された男。
ファイナンシャルカレッジの特命係長こと、ペトロ只野です。
突然ですが成功と失敗、どちらが好きですか?
どっちと言われればもちろん成功!って答えるのではないでしょうか。
それじゃ成功と失敗って一体何だろう!?と考えさせられる機会があったので書いてみますね。
先日メンタリストDaiGoが語っていた内容で興味深かったことがありました
とある大学の先生が行った実験。
・ナイトクラブに学生たちを連れて行き、そこでナンパをしてもらう。
・断られた数で競い、一番断られた回数が多いひと=勝ち(飲み代タダ!)
この実験を通じてわかったこと→断られた回数が多い人ほど、その後のナンパ成功率がアップした!
こんな話でした。
ファイナンシャルカレッジ第3週の講義中に講師北田が参加者へ問いかけることの一つ、
成功の反対語って何?
いきなりそんな質問困るわー….
なんて思いつつ、ほとんどの方は反射的にこう答えます(私も同じでした)
成功の反対は失敗でしょ!!
ブブー、はい、間違えー。次の人ーー って講師北田。
うわー間違えって言われると恥ずかしいやら悔しいやら。
ちなみに辞書で調べると、
せいこう【成功】
( 名 ) スル
①仕事・計画などがうまくいくこと。目的を達成すること。 ↔ 失敗 「実験が-する」
②相当な地位や財産を得ること。 「実業界で-する」 「 -者」
③功を積むこと。年功。出典|三省堂大辞林 第三版
あってるじゃん!
ブブーーじゃないじゃん!!キーくやしいー
と言いたいあなた(と私)。そんな気持ちは一旦おさえて、講義を聞いていくとどうやら出題者の意図は辞書の答えじゃないようだぞ。
「失敗することが恥ずかしい」という刷り込み教育
普段私たちは成功⇔失敗と考えがち。また、極力失敗したくない。周りから失敗したと見られたくない、とも思うことも多いと感じています。
自分の体験を思い返しても、小さい頃から失敗=恥ずかしい、悲しいことって刷り込まれているのかなと。
これは日本型教育の特徴、答えはひとつ!間違えはダメ!って教え込まれたことが大きいと思います。
・授業で誤回答すると笑いが起きる(先生まで苦笑いしてることも…)→間違えると恥ずかしいから答えたくなくなる
・異性に告白して断られると可哀想とか、ザマーミロなどと言われる→恥ずかしく惨めになり、もう恋なんかしない!なんて思う
・株やFXなど、投資でマイナスになったと話すと「だから投資ってリスクだよね、やめときなよ」と内容を聞かず上から目線で言われる(特に投資経験ゼロの人から)→俺って向いてないのかな…と残念な気持ちになる
・バツイチであることを話すと「ああ…そうなんですか。大変でしたね」と失敗した人扱いされる(実話)→むーん
などなど、やたら失敗に関して否定的になってしまうのも上のような周りの反応に敏感になってしまうからなのだろうと。
成功の反対語は…「チャレンジしないこと。」
ちなみに、講義で話す成功の反対語とは、
【チャレンジしない】こと。
そもそも成功と失敗とはチャレンジした結果の1つであって、同義語なのだと。
まじかーー。ふむふむ、面白いぞ。
そうやって考え方を転換させて、先ほどの例を視点を変えてもう一度紐解いてみます。
・授業で誤回答すると笑いが起きる→答えがあってるかどうかは結果であって、かりにトンチンカンな答えから新しい発想や議論が生まれるチャンス!
・告白して断られた→断られる=この人とは付き合えない事がわかり、付き合えるかどうかのモヤモヤが吹っ切れる→次の出会いへ!
・株など、投資でマイナスになった→投資を実体験する事で次はどのようなリスク回避するか、などの引き出しがふえる。
・離婚してバツイチ→結婚生活の良いことも良くなかった事も経験したので、次の出会いに活かせる
おお、とっても良いことばかりじゃないか!
良いこともそうでない事も経験を数多くすることが結果として自分自身の幅を広げることにつながる。
これは人間関係だけじゃなく投資などにも通じるなあと。
経験することでしか成長はつかめない
恋愛でも投資でも最初の一歩はとても勇気がいる。
断られたらどうしよう。
損したらどうしよう。
気持ちはとてもわかります。
いきなり出来るようになんてなりませんし、100%うまく行く方法なんてこともありません(100%成功する!って言う人にはついていかないように!!詐欺です!!)。
でも経験することで確率を上げる事はできる。
冒頭の例で言えばナンパ必勝法=断られた数を増やす でしたよね。
失恋したことがない人、投資でマイナスになったことがない人なんて世の中には一人もいません。
一歩踏み出し勇気をもって頑張っていきましょう。私自身も日々チャレンジです。
私は失敗したことがない。
ただ、1万通りの、
うまく行かない方法を
見つけただけだ。
byトーマス・エジソン
成功も失敗もその時々の他者からの評価、周囲を気にする事なかれ。
良い時も悪い時もあって、最後に良ければそれが成功だ。
by講師北田