夏の気配が近づいてきました。皆様いかがお過ごしでしょうか。
人生はいつだってパルプンテ!
こんにちは、ファイナンシャルカレッジのドラクエガール浅野です。
先日、ファイナンシャルカレッジの2週目の講義の中で、
参加者の方から興味深いお話を聞けました。
その話というのが、その方はおじいさまから、
「昔、日本には銭と厘という貨幣があったんだよ」
という事を聞いたことがある。というものでした。
FCの講義では「お金にまつわる、親から受けた教育というテーマ」
で、参加者同士で自分の体験談をシェアしています。
その中で良く出てくる話題として
「~するな」「~しなさい」
が多い中で、歴史的なお金の話が出てくることはとても珍しいことなんです。
で、家に帰って、ふと疑問が出てきました。
「なぜ貨幣には「銭」と「厘」いう単位がなくなったんだろう?」
この記事はざっくりいうと....
銭と厘の通貨が消えたのは、日本が経済成長して1円未満の取引がなくなったから!
グーグル先生に聞いてみましたところ、
「経済成長があったから」
「インフレーションが起きたから」
という解答。
頭の良い人はそれで分かるだろうけど、
それだけじゃ関係性とか意味が分からないよ!!
ドラクエガール浅野はこんらんした!
ということで、もう少し手前から【▼しらべる】。
やってみました。
経済成長とは皆が物を欲しがる状態!
→「物の価値>お金の価値」
そもそも経済成長ってどんな状態なのかという、
基本的なところから整理したいと思います。
経済成長、それは
人が物が欲しくて仕方ない状態。
すこしくらい値段を上げても、バンバン物が売れていく状態のことです。
結果的にいうとこんな感じ。
物の価値>お金の価値
になります。
いわゆる「貨幣価値の下落」というやつですね!
このように物価が上昇する状態がインフレ(インフレーション)です。
物価が上昇する状態は、国外の状況なんかもあり「こんな時におきる!Σd(-`ω´-〃)」という事を断定はできません。
ただ、少なくともその国が経済成長をしている時にはインフレが起きています。
インフレの反対はみんなが物を欲しがらない状態
→「お金の価値>物の価値」
逆の状態がデフレ(デフレーション)。
皆が物を欲しがらないから、何とか買って欲しくて値段を下げまくる状態です。
結果、
お金の価値>物の価値
になります。
さて、基本的なことが分かったところで、最初の疑問に戻りたいと思います。
「銭と厘が消えたのはなぜか?」
銭と厘の通貨が使われなくなったのは、経済成長によって物価が上がったからだよ!
銭と厘の通貨の使用を停止すると、法律で定められたのは1953年。
このころがどんな時代だったかというと。。
1945年に戦争が終わり、戦後復興が始まりました。
更に、1948年に朝鮮戦争による特需も発生し、
日本はぐんぐんと伸びた!
つまり「経済成長」の状態になりました。
人が物が欲しくて仕方ない状態。
ちょっと値段を上げても、バンバン物が売れていく状態。
経済成長によって物の価値が上昇しまくり、値段がアゲアゲ↑。
で、気が付いたら
八百屋さんでも、
魚屋さんでも、
米屋さんでも、
1円以上の値がついていて、日本から銭と厘が消えてしまいました。
そんな訳で
「もう銭と厘は要らないんじゃね?」
ってことで、1953年に「銭と厘の通貨の使用停止」となりました。
これが実生活で銭と厘が使われなくなった理由でした。
うん、確かに
「経済成長があったから」
「インフレーションが起きたから」
という解答の通りでしたね。ガッテン!
通貨としては廃止になったけど、銭と厘は計算の単位としてまだまだ現役
そう。
通貨は廃止になったけど、まだ「銭と厘」は生きています。
貴方の心の中に。計算の単位として。
ニュースで
「今日の円相場は1$xxx円xxx銭」
とか言っているのを、みなさんも聞いているのではないでしょうか。
法律としても
銭は円の百分の一をいい、厘は銭の十分の一をいう
と言う風に、きちんと定められています。
参考URL:1円未満のお金が使えなくなったのはいつからですか?
インフレや貨幣価値の下落など、
単語自体はファイナンシャルカレッジで何度も聞いていましたが…
それらの理解が断片的だったので、今回のように疑問が湧いた時に
ものごとが上手く結びつきませんでした。
でもようやくすっきりしました♥
ドラクエガール浅野はニッコリほほえんだ!
それでは、マタンゴ☆彡