【お金の価値=信用】日本の貨幣の歴史は「お上」への信頼の歴史そのものだ!

前回に引き続き、日本のお金のルーツを探っていきます。

今回は貨幣の歴史について。

日本の貨幣の歴史は、「お金への信頼」の大きさとイコールだ!

日本最古のお金は実は信頼が薄くて消えた?

以前の定説では飛鳥時代の和同開珎(708年)が最古とされていましたが、

富本銭(683年頃)が最古とする説もあるようです。

和同開珎

富本銭

富本銭がより古いお金を認められるかどうかは

民衆の信頼とともにお金として使用、流通していたかがポイントになります。

一度は戻った原始時代。「お金<物」の物々交換時代!

和同開珎以前の時代は布、穀物、砂金などの物品貨幣が使われていました。

また平安時代の皇朝十二銭(963年)以後、

政府の発行する貨幣の質が落ちたため

民衆が銭を使わなくなり、以前の物品貨幣に戻ってしまいました。

政府の発行するお金より米や絹の方が信用できるということですね^^;

日本の通貨は外国製だった?「渡来銭」の時代

平安・鎌倉・室町時代からは貨幣は

政府ではなく中国からの輸入に頼るようになります

※宋銭、明銭(永楽通宝)

北宋銭

永楽通宝

安土桃山時代には金銀の発掘が盛んになり

大名が領国貨幣を発行し始めました。

でも民衆に流通しているのは渡来銭がほとんどだったそうです。

天下泰平!平和な江戸時代には「幕府の信頼度」が上がり、貨幣の価値も上がった!

江戸時代に貨幣制度が統一されました。(金・銀・銭の三貨制度)

銭については寛永通宝(1636 年)が幕府より発行され、

同時に渡来銭の回収をすすめます。

寛永通宝

そして1682年、寛永通宝以外の銅銭の使用を禁止したことによって

渡来銭は通貨としての役割を終えました

王政復活!ついに「円」が登場。日本銀行設立

明治維新を経て新貨条例(1871年)が制定されます。

ここで日本の貨幣単位として「圓(円)」が正式採用されました。

旧5円金貨

1882年には中央銀行として日本銀行が設立されました。

これ以後は日本銀行が唯一の発券銀行となり

紙幣は日本銀行券に統一(1899年)されました。

 

今日の気づき:信頼の質がお金の質そのものなんだなぁ。

調べていて意外だったのが和同開珎の後

600年ほど公鋳貨幣が造られなくなる時代が存在したということ。

しかもそのうちの初めの200年は物品貨幣に逆戻りするなど

暗黒時代を彷彿とさせます^_^;

お金を発行する機関が流通と信用の面において

質を保てるのかが重要という事がよく分かります。

 

まとめ:お金=発行主への信頼ですな。

お金の価値は流通量、お金そのものの品質によって大きく左右される

結果的にお金の価値は、それを発行する機関の信用と等しくなる。

 

今の時代はクレジット決済、電子マネーなど

現金を持たずに売買ができるようになりました。

またインターネットを通じての取引など

店頭に出向かずともやり取りが出来てしまいます。

便利な世の中になったのも

安心して利用できる環境を先人たちが整えてくれたおかげですね!




榮前田和也
現在はイベント主催と勉強会のスタッフをしながら カウンセリングをはじめとした心理学分野を勉強しつつ 学んだ内容をFCに還元できるよう努めています。 人は時間だけは24時間平等に与えられていると言われますが、 時間すら平等ではありません。 何故ならトータルの持ち時間は人それぞれ異なるからです。

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