チャリティーというのは真っ赤なウソ。夏の風物詩「24時間テレビ」のお金にまつわる黒い裏側

パッパラパーッパッパパー パッパラパーッパッパパー (ラッパ音
私がファイナンシャルカレッジの清水軍曹です。

夏です。
もはや夏の風物詩となった24時間テレビ。

苦労して生きる障害者にスポットを当て、障害者の大変さを日本全国に放送し涙するチャリティー番組。
チャリティーなので、番組をお手伝いするスタッフに報酬はありません

24時間テレビ:ボランティア募集

応募条件

「24時間テレビ」当日、2017年8月26日(土)16時〜8月27日(日)21時ごろまで終日参加できる、18歳以上の方

  • 高校生以下の方は応募できません
  • アルバイトではありませんので、報酬はありません
  • 交通費等の経費は各自ご負担いただきます
  • 食事・Tシャツをご用意いたします

人間の善意によって成り立っている番組です

善意あふれる方々から、これまでの寄付総額は365億5480万2305円とのことです。
昨年は8億8748万2001円となっています。
人々の愛があればこそ、これほどの金額を集めたのでしょう。

と、ほっこりしている方には恐縮ですが、この「チャリティー番組」というのは真っ赤なウソです。

番組出演者に高額ギャラ発生

ボランティアを無償で募集しているから、番組に出演している芸能人も当然ノーギャラ・・
と思っていたら、実は彼らには高額なギャラが発生しているようです。

メインパーソナリティの嵐が5000万もらってます。
あの定番のマラソンランナーは1000万ぐらいが相場とか。
ちなみにギャラの総額は2億~3億だそうです。

アメリカでも同様のチャリティー番組がありますが、出演する著名人はみなノーギャラです。

広告収入は寄付されない

長い24時間テレビは合間合間にCMが流れます。

善意あふれる番組なので、ここにCMを流すと企業のイメージアップに繋がります。
CMを電波で飛ばすので、広告費が放送局に支払われます。

その放送局に入る広告収入は20億円ほどになります。

番組制作費は10億。広告代理店に支払う額など差し引くと2億。
これは放送局のポケットに入ります。

海外では広告収入は全て寄付されます。

というよりスポンサーとして企業がつくことはあっても、CMはありません。
CMなんて流したら「障害者を利用して宣伝している!」と批判されるでしょう。

障害者は番組に迷惑している

2016年の24時間テレビの裏で興味深い番組が放送されました。

「バリバラ 障害者情報バラエティー」

この番組は5年前から毎週日曜にEテレで放送しています。
障害者含めマイノリティが多数登場するバラエティ番組です。

「かわいそうな障害者」ではなく「他人とちょっと違うだけの人」
…という障害者達のリアルな声が反映された番組作りになっています。

そして2016年の放送では「障害者を扱った某感動番組」に障害者達が思っていることが赤裸々語られました。

30分ほどの番組は興味深く(笑える)内容ですが、気になるアンケートが取られていました。

障害者の9割が「某感動番組」を嫌いと答えています。
一体誰のために放送しているのでしょうか。

ちなみにイギリスBBCではこの手の「感動番組」は障害者を侮辱する行為とされ、放送禁止となっています。

番組が続くのは視聴者が見たいから

募金額 8億円
タレントのギャラ 2億円
放送局への広告収入 20億円

障害者 → 迷惑
健常者 → 感動

もはや放送局とタレントと健常者以外誰も求めていないこの「チャリティー番組」。
放送しないほうがよいで気がしますが、やはり続けるもようです。
やはり営利企業としてはおいしいのでしょう。

しかしそれだけではない気がします。
番組を求める視聴者がいるから、それに応じて番組を続けているようにも見えます。

前の大戦中とある新聞社が日本軍の敗走を報じたところ、新聞社に苦情が殺到し新聞が売れなくなりました。
そのためしかたなく日本軍勝利の報道ばかり流したそうです。

「読者(視聴者)が見たいものを提供する」

今も昔も同じなのかもしれません。

人間ならば誰にでも、現実のすべてが見えるわけではない。
多くの人は、見たいと欲する現実しか見ていない。
--ガイウス・ユリウス・カエサル (古代ローマの英雄)

2000年前のローマの英雄も、見たいものしか見たくない人について述べています。
この性質もはや人間が持つ業なのかもしれませんね。

おまけ

今年も放送時間がかぶったバリバラがなんかやるようです。

8月27日放送 -バリバラ-

 




清水軍曹
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