「リボ払い」は毎月定額払いなので負担が少ない?ちょっと待て!危険な落とし穴がひそんでいるぞ!

パッパラパーッパッパパー パッパラパーッパッパパー(ラッパ音
私がファイナンシャルカレッジの清水軍曹です。

最近すごいサービスを見つけました。

どんなに買いものをしても毎月の支払い額が定額で済むサービスです。

例えば

テレビ(4万)+掃除機(2万)+洗濯機(5万)、計11万円を購入
毎月2万円でOK

 

携帯電話料金(1万)+ホテル宿泊(3万)+指輪(26万)、計30万円を購入
→毎月2万円でOK

どえらいサービスです!
しかも追加で他のものを購入しても毎月2万円のまま!

怪しいって?
あのメガバンクのサービスですよ!
あの超大手IT企業のサービスですよ!
わけの分からん泡沫ベンチャーじゃないんですよ!
お!お!て!ですよ!だから安心!

ちなみにそのすんごいサービスの名前は
「リボルビング払い」
です。

クレジットカードの支払い方法の種類

リボルビング払いとはクレジットカードの支払い方法の一つです。
クレジットカードの支払い方法は基本的に3つあります。

・一括払い
・分割払い
・リボルビング払い(リボ払い)

クレジットカード会社(クレカ会社)は「分割払い」と「リボ払い」を選択した利用者からは手数料を取ります。

これは当然でしょう。
クレカ会社は利用者の代わりにお店に支払いをしてくれます。
これで利用者はクレカ会社に借金をした状態になります。
クレカ会社としてはすぐに耳を揃えて全額現金を返してほしいところです。
それなのに現金がない人のために、「分割やリボでいいよ」と言っているわけです。

めっちゃいい人です。
いい人だけど「手数料をちょっとだけとるよ」と言ってくれているわけです。
家や車が差し押さえられるよりはいいでしょう。

それにしても一括払いや分割払いは名前で意味がすぐに分かりますが、リボ払いはよく分かりません。
「定額払い」が適切だと思いますが、わざとカタカナにしている気がします。
意味が分かられると困るからかもしれません。

リボ払いのしくみ

分割払いとリボ払いは手数料がかかると上記で述べましたが、もう一つかかるものがあります。
それが金利です。
払いきれなかった残高(借金)には金利の分だけ利息が発生します。
お金を借りたら(貸したら)、その分だけ利息が発生する。
これは経済の大原則です。

金利は貨幣経済が誕生したときから存在していたものです。
詐欺でも罠でもなんでもありません。
むしろタダで金を貸してくれる人のほうが怪しいです。

ただ

「借金には利息が発生する」

「支払額は毎月定額」

 

この2つが合わさることで、凶悪な支払いシステムが出現します。

リボ払いの具体例

携帯電話料金(1万)+ホテル宿泊(3万)+指輪(26万)、計30万円を購入
→毎月2万円でOK

 

これを例にしてみましょう。
ちなみにリボ払いの金利は概ね年利15%が多いようです。
計算しやすいように年利12%(月利1%)にしてみます。
(本来は年利÷365日で計算されます)

1ヶ月目:支払い20,000円 残高280,000円(←ここに利息2800円発生)
2ヶ月目:支払い20,000円 残高262,800円(←ここに利息2628円発生)
3ヶ月目:支払い20,000円 残高245,428円(←ここに利息2454円発生)
4ヶ月目:支払い20,000円 残高227,882円(←ここに利息2277円発生)
5ヶ月目:支払い20,000円 残高210,160円(←ここに利息2100円発生)
6ヶ月目:支払い20,000円 残高192,261円(←ここに利息1922円発生)

30万円分の買い物をして半年で12万円を支払ったから、残りは18万円・・・
と思っていたら、まだ19万2261円あるようでした。

12261円増えてます!
この調子だと払い終える時の総額はもっと増えそうですね。

しかも払い終えるまで買いものをしないということはないでしょう。
リボ払いで買いものをするたびに残高が増えます。
当然発生する利息も増えます。

これで発生する利息が2万円を超えたらどうなるでしょう。
払っても払っても利息が減りません!

さらなる落とし穴

今回は理解しやすいように毎月の支払いが直接借金部分(元金)に当たるように計算してみました。
しかし実際は不動産でおなじみの元利均等返済です。

この特徴は中盤まで支払いが終わっても、実はほとんど元金が返せていないことです。
そんなわけで上記の計算よりもっと多くの利息が発生することになります。

さらに調べてみるとカード会社の数ほど支払い方式があるようです。
もはや見るのも疲れました。

リボ払いのメリット

リボ払いのデメリットばかり述べましたが、メリットもあります。

いいところ①:ポイント還元率が高い

クレジットカードでポイントを貯めようという記事を過去に書きました。

【今すぐできる!】私がTポイントを50000貯めるために行った、たった一つの方法

リボ払いは一括に比べ還元率2~3倍になる場合があります。
これを利用し、

1 リボ払いの月々の支払額を最大限度にまで上げる
2 翌月に繰り越さないため、利息が発生しない。
3 ポイントがざっくざく

という技が使えます。
(ただし初回から金利がかからないカードに限る)

いいところ②:後に確実なリターンが得られる時便利

「今は現金はないが、数ヶ月後確実にリターンがある・・利息を支払ってもお釣りがくるほどの・・」
そんな場合はリボ払いが有効かもしれません。

リボ払いはやめておけ

いいところがほぼないリボ払い。
全くおすすめできません。
さっさとやめたほうがいいです。
しかしカードによっては高還元率を謳い、実はリボ払いしかできないカードもあります。
気になる場合は見直したほうが良いかもしれません。

日本人の現金主義はカード会社の自業自得

日本人は現金大好き現金主義と言われ、カード利用率が上がりません。
おかげでコンビニのレジ前には長蛇の列が・・
カードにすれば一瞬なのに・・

カードが流行らない理由はカード会社のせいでもあると思います。
リボ払いとかいう複雑怪奇なサービスでカード破産者を続出させ、カードへの恐怖心を増幅させている。
ほんと自業自得ですね。




清水軍曹
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