日本国憲法の何気ない一文が、あなたの(お金の)価値観の背後に隠れていたかもしれない話

こんにちは、ファイナンシャルカレッジスタッフの藤岡陽一郎です。

先日は日曜日に終電まで休日出勤、それでも仕事が終わらなかったので月曜は早出…。
中々ファンキーな週始まりでした。

勿論、仕事があって期限がある以上、対応するのは当然の事ではあります。
それで収入を得ているわけですし。
一般常識として「働かざるもの食うべからず」ともいいます。

そういえば勤労の義務なんてものが日本国憲法レベルでも定められていますね。

日本国憲法に、親からのお金の教育の原点があった?

さて、一見日常生活になじみがあるように見えない日本国憲法ですが、
実は潜在的に我々の考え方に影響しているかもしれない…
今日はそうした話をしてみようと思います。

御存じのように、Financial Collegeでは毎月第2週の
Financial College②『日本の金融教育イマと未来』
にて、親から受けたお金の教育(=先の世代の日本の常識)を考察する機会があります。

基本的には十人十色ながら、やはりよく出る典型的な意見と言うのも存在します。。

お金の使い方であれば「お金は銀行に預けなさい」「無駄遣いするな」等。
お金の稼ぎ方であれば「手に職を付けろ」「いい学校を出て良い会社に入れ」等。

いずれにせよ、「お金は働いて稼ぐもの」という先入観がそこには垣間見えます

 

ところで、日本国憲法では国民の義務として、次の3つが定められています(*1)。
学校で習った方も多いハズ、というか日本の学校なら習わなかった人はいないハズ

1.納税の義務(第三十条)
2.教育の義務(第二十六条2項)
3.勤労の義務(第二十七条)

(*1)…本来憲法は国家を規定する物であって国民を規定するものではないはずだが、憲法論の話が本題ではないのでさておく。

納税の義務

節税とかやってるとつい忘れがちですが、国が国であるための必須条件ですね。
なお、Financial Collegeでも
【サラリーマンでもできるとっておきの節税】
というセミナーを開催しておりますが、これを受けたからと言って、

どうかくれぐれも「税金を納めたら負け」とは考えないようお願い致します。
まあセミナーでもそこは言及されるかもしれませんが。。

教育の義務

「自分が教育を受ける義務」ではなく「子供に教育を受けさせる義務」です。
まあ普通の親なら憲法で言われるまでもなく教育はすると思いますが

勤労の義務

冒頭にも記載しましたが、「働かざるもの食うべからず」という考え方があります。
元はレーニンが提唱し出した社会主義国の言葉ですが、
日本でもそれが浸透している理由の一つと思しき物がこの勤労の義務です。

日本国憲法が制定された当時、日本は敗戦直後の焼け野原という事で、
早急に復興するために国民を鼓舞すべく、組み入れられたのだとか。
その後日本は急速な復興+発展を遂げるので、
そういう意図で組み入れたのであれば大成功だったといえましょう。

「働かざるもの食うべからず」も考え物

しかしこの勤労の義務、というか「働かざるもの食うべからず」の考え方ですが、
少々弊害も生じているようにも思えてなりません。
なぜなら、無意識のうちに「お金は働いて稼ぐもの(他の方法はない)」と思い込んでいる可能性があるからです

勤労だけがお金を稼ぐ手段ではない

勿論、勤労は非常に大事な事で、皆が働かなくなれば社会は成り立ちません。

しかしながら、キャッシュフローゲームをプレイする
Financial College④『ゲームで投資を疑似体験』
でも体験いただくように、働くだけがお金を得る方法ではない事も事実です。
収益不動産を買って人に貸せば家賃収入が得られますし、
銀行にお金を預けるだけでも、ごく低額ながら利子収入が得られます。
勤労はあくまで、お金を稼ぐ手段の一つなのです

しかし「お金は働いて稼ぐもの(他の方法はない)」という思い込みがあると、
そうした考え方がなかなか頭に入ってき辛いと思います。

「また働いて稼げばいい」と思うから、稼いだだけ使ってしまう

貯金が出来なくて悩む人は多いと思います。
(だからこそFinancial Collegeで学ぶ事が役に立つにですが…)
理由は様々あると思いますが、
「使ってもまた働いて稼げばいい」
と考える事も根底にあるのではないかと思います。

勿論、一生使いきれないお金を持つのでなければ、使い切ったらまた稼ぐのは当然です。

しかし、ここでも「お金は働いて稼ぐもの(他の方法はない)」という思い込みがあると、
一生働き続けることが前提の人生になってしまいます。

ライフワークと言える仕事であれば良いですが、そうでない人も多いでしょうし、
ライフワークであっても何らかの事情で働けなくなるリスクは0ではありません。

現状は65歳を過ぎればきちんと何らかの年金を支払っていた方は、今度は年金を貰う事が出来る仕組みになっています。
ただ30年後に貰える保証も、それが現在と同等の価値を持つ保証もありません

上記の思い込みにとらわれず、働く以外でお金を稼ぐ選択肢があれば、
必ずしも一生働き続ける前提でなくてもよくなります。

 

 

まとめ:意外な所から影響を受けてないか?振返ってみましょう

勤労の義務や、「働かざるもの食うべからず」の考え方が悪いのではありません。
ただ、もし親からの教育で自分の中にそのような考え方が根付いていて、
それが「働く以外でお金を稼ぐ」資産運用の妨げになっているとしたら、勿体ない話です。

「お金は働いて稼ぐもの(他の方法はない)」という思い込みを持っていませんか?
もしくは知らないうちに思い込まされていませんか?

「そんなこと考えた事もない」という方は、一度振り返ってみて下さい。
勤労の義務に限らず、もし「意外な所から影響を受けていた」として、
それを自覚できれば、考え方、行動、果ては生き方まで変えることができるかも知れません。




藤岡陽一郎
Financial Collegeは「多様性と一貫性を兼ね備えている」という印象です。 会社内とは比較にならないほど多種多様な職業・考え方の人と出会える一方、 某FAのように「その場限り」でもなく、知ったる仲間と継続的に学び、楽しんでいける。 その仲間との縁でさらに人とのつながりや、自分自身の幅も広がっていく(ハズ!)。

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